2009.07.07
戸隠1泊観察会のご報告-No2
5月31日
翌日は、早朝6時から戸隠奥社へ。アカショウビンに会いたくて皆さんはりきっています。しかし夜半から降り出した雨がけっこう降っていて、ちょっと心配。
バスから降りた皆さんは、傘をさして奥社の鳥居から真っすぐ髄心門へ進んで行きました。参道の脇には紫色のラショウモンカズラが目に付きますが、強く降り出した雨で、それらを見る余裕はまったくなし。
しばらく進むと、参道の途中でいきなり先生が立ち止まり、プロミナを構えました。なんだろうと思ったら、雨が降る中、ずっと先の参道の真ん中を薄茶色っぽい鳥がチョロチョロ動き回っています。
なんと、クロツグミのメスでした。それにしてもこの煙るような激しい雨の中でよく見つけ、よく分かるものだと、改めて感心しました。
雨は更に強く、たたきつけるように降り出してきました。髄心門には既に、雨を避けて沢山の人々が雨宿りしていました。われわれもしばらく雨の様子を見ていましたが、一向に雨脚が弱まらないため、諦めて森林植物園の木道の方へ進み、木道のそばの倒木に巣をつくったミソサザイを見たりしましたが、その他はこれといった収穫もなくいったん宿へ引き上げることにしました。
朝食をとっている間に、ようやく激しかった雨もはずいぶん弱まってきました。
チェックアウトして、中谷旅館の庭でウスバサイシンなどの珍しい花を見たり、併設の土産物店で民芸品や珍しい地酒の雪中酒を買ったりと、少し雨をやり過ごすための時間をとってから再度、森林植物園に向かいました。
昨日までとは少し違ったルートで歩き出したところ、いきなりアカハラが間近に姿を見せてくれました。そんなに珍しい鳥ではないですが、近くではなかなか見られません。続いて木道に入ると、近くの林をアカゲラが飛び回ってくれました。じっとしてくれればもっといいのに!
しかし、これは幸先がいい。なにか調子に乗っている感じがしました。
行列の一番後ろを歩いていた私は、ふと左側30メートルくらい先の森の中に小さな鳥が飛んできて枝に止まったのを見つけました。双眼鏡で覗くと小さなコサメビタキが枝の上にしゃがんでいるような感じで、どうやら巣のようです。皆さんはもう先を進んでいってしまいましたが、近くにいた信子さんに、そのことを告げるとわざわざ皆さんを呼びに行ってくれました。どうやら私が思ったより見る価値のあるものらしく、皆さん戻ってきて「どれどれ?」といった感じで観察していましたが、見つけた私も低めの鼻がちょっと高くなりました。
その後も植物園内を回って色々な鳥を観察しました。私たちが休憩していたとき、本当にすぐそばに、アカハラがやってきて近くの枝に止まり、長い間その姿を見せてくれたりと、うれしいことも沢山ありましたが、やはりアカショウビンは見られませんでした。途中、叶内先生の知り合いの方々に何度かすれ違い、私たちとほんのわずかの時間差でアカショウビンを見られたという話を聞いて、とても残念に思いはしましたが、やはり同じところを観察してもほんのちょっとしたタイミングの違いで見られたり、見られなかったりするものだと改めて実感しました。
実際私は何度も戸隠へ来ていますが、今回ほどアカハラをハッキリと見ることができたことはありませんでしたから。
午後は帰りの所要時間も考えて、少し早めに戸隠を出発。長野駅を経由して、途中のドライブインで夕食をとり、東京へ帰ってきました。天候が不安定で「鳥果」としては満足のいかないところもあったことだと思いますが、まずは第1回のHP観察会一泊探鳥旅行は無事終了しました。
先生と相談の上、できれば秋にも同様の観察会をやりたいという話がでました。計画が決まりましたら、HPで発表しますので、ぜひご参加ください。
奥社の参道を進む 雨で煙る参道に鳥が?!
かすかに クロツグミの♀が・・・
ミソサザイ
今回お世話になった 中谷旅館






