2009.06.16
戸隠1泊観察会のご報告-No1
5月30日 信州戸隠 1泊2日観察会
天気予報は曇りと雨。あまり良くない予報にやや気が沈みがちになりますが、集まった皆さんは元気に東京を出発しました。今日はHP鳥観察としての初めての国内1泊旅行です。当初の予想を遥かに上回る参加人数にびっくりしながらも、とても嬉しく思いました。
出発してまもなく雨が激しく降りだし、あっという間にバスのフロントガラスは雨に覆われてしまいました。でも心配は天気だけではありません。今回のツアーは週末のため、例の休日高速道路1000円効果による混雑が心配で、長野に時間通りつけるか心配でした。予想に反して高速は順調に流れ、ドライバーの「余裕でつける」との言葉に安心したのもつかの間、長野ICから長野駅までの混雑が普通じゃありませんでした。
善光寺のご開帳というもうひとつのビックイベントに引っかかってしまったのです。
30分遅れで長野駅到着後、長野合流の皆さんとそろって戸隠を目指します。天気の方は何とか持ちそうな気配で、戸隠についたころにはなんと影までできるほどのお天気になり、エゾハルゼミまで鳴き出すほどになっていました。
まずは鏡池のほとりで昼食をとることにしました。鏡池はまさに鏡のように戸隠の山々を映していましたが、鏡池のカイツブリやカルガモも戸隠の自然の中で見るといつもと違って見えました。
皆さん持参の昼食を手早くとり、さっそく全員で森林植物園を歩き出しました。
戸隠のバードウォッチング、自然観察は森林植物園とそれに隣接する戸隠神社の奥社を歩きながら行います。植物園といっても人の手が加えられていない森林の中に設置された木道や小径をぐるぐると歩き回ります。全体にほぼ平坦で体力のない方でも楽に自然を満喫できるところです。
同じところを歩き回るようでも相手は自然。70ヘクタールに及ぶ広い森林植物園は、そのたびに違った顔を見せてくれます。戸隠の森には様々な植物が生い茂り、木道の脇で咲く花たちがまず訪れた人々の目を楽しませてくれます。もうすでにミズバショウの季節は終わっていましたが、クリンソウ、マイヅルソウ、クルマバソウ、ヤマシャクヤクなどが美しく咲いていました。
叶内先生を先頭にして木道を長い行列になって歩きましたが、前からも後ろからも結構人が来てすれ違っていきます。ここ戸隠は日本でも有数の探鳥地であると同時に、観光地でもあり、毎日多くの人が訪れます。当然沢山のほかの観光客やカメラマンや私たちのようなバードウォッチングを楽しむ人たちなどが歩いています。狭い木道ではお互いきちんとしたマナーをもって行動することが大切であり、トラブルの防止の上でも大切ですね。
鳥の方もコサメビタキ、コゲラ、アカゲラ、ゴジュウカラ、キバシリなど沢山の鳥を見ることができました。先生によると、戸隠はこれらの野鳥を近くで見られる数少ない探鳥地の一つなのだとか。それでも私にはなかなか見つけられません。声はすれども姿は見えずといった感じで、先生に教えてもらった方向を双眼鏡で必死に覗いてみますが、
「どこどこどこ!!??」
といった有様です。
しかし、ここまでに見られた鳥は結構地味な鳥が多いようです。キバシリはどこにいるのか分からないし、コサメビタキはあちこちで見かけましたがグレーで、地味な上に小さな鳥です。もっと他にいるでしょう。スゴイのが。そう、ここには最近アカショウビンが来ているのだと聞きました。何とか見たいものです。いや、見ていただきたいものです。
14時30分を回ったころ、キビタキを見つけました。まさに森林の妖精、宝石といった風情で、鮮やかな黄色とオレンジ色のグラデーションをこれでもかといった感じで見せつけてくれました。声も美しくて、鳥に生まれ変わるならキビタキですね。
その後戸隠神社の髄心門へ。苔むして風格と重厚感のある門です。門をくぐった奥の杉並木がまたすごい。日光もかくやといった感じで、まさに一見の価値があります。付近を観察し、アカゲラの求愛行動を見、カッコウがスギの梢で鳴くのを見て1日目の観察会を終了しました。
中谷旅館の夕食は山の旅館らしく、旬の季節の山菜を中心にしたとてもおいしい食事でした。夕食の後は先生の部屋で鳥談義に花が咲き、みなさんと楽しいひと時を過ごすことができました。
ヤマシャクヤクにエゾハルゼミ
コゲラ コサメビタキ
コサメビタキ コサメビタキ
キビタキ キビタキ
ニュウナイスズメ ゴジュウカラ
アカゲラ またまたコサメビタキ





















